韓国の喫茶店の出前

朝鮮日報より喫茶店の出前バイク「危ない疾走(?)」

夏を迎えて繁盛している喫茶店の出前バイクの疾走が、美観と交通安全を害しているが、取り締まる規定がない。
休憩飲食店中央会光州支会によると現在光州で営業中の喫茶店は四百ヶ所ほどと推定されている。
2000年に千二百ヶ所ほどに達した店の数は三分の一に減ったが、競争を生き残った店は出前の人員を大きく増やして、バイクで走り回っている。
特に小規模商店が密集した旧都心地域では、「オートマン」と呼ばれる運転手とミニスカートをはいて出前を持つ女性従業員が乗るバイクの姿が街の風物になっている。
光州市役所美観広場などの野外では、老人や工事現場の作業員たちが「スタイルがいい女性従業員」が出前をしてくれるコーヒーを飲む姿を見られる。
やかましい音楽をかけながら疾走するバイクは、交通信号をあざ笑うかのような曲芸運転をして、周囲の車をハラハラさせている。
ハラハラするのは運転だけではない。バイクに乗る女性従業員たちの衣装は夏に入っていっそう大胆になり、市民は眉をひそめている。
喫茶店は休憩飲食店に分類されるため、親の同意を得た未成年者を従業員として雇うことができ、二十四時間営業も制限なくできる。
食品衛生法、労動基準法、性売買特別法、青少年保護法などが適用されるが、都市の美観を害して交通安全を脅かしていることに対して責任を負わせる規定はない。
また、安全装備着用などに対する警察の取り締まりもほとんどできていない。
休憩飲食店中央会光州支会関係者は「極端な露出や無秩序なバイク運転は慎むように依頼するが事業主と従業員たちの「営業戦略」に無視されてしまう」、「大胆な衣装と迅速な出前を期待する消費者が、このような行為を助長しているのではないか」と語った。

ちなみに、韓国NAVERで「다방(喫茶店)」を検索しようとすると、成人認証画面が表示されて本名と住民登録番号の入力を要求されます。